ツーリング

沖縄ツーリングの魅力と注意点

2018年11月、友人が挙式した。

沖縄出身の夫婦なので、式も沖縄で行われた。

有難いことに友人のひとりとして呼んでもらったので、初めて沖縄へ行くこととなった。

とにかく盛大で、特にお父さんお母さんへの手紙のシーンなんか、目頭も熱くなるような素晴らしい式だった。最近めっちゃ涙脆いんだよね。

彼女以外の式に行ったことがないので比較のしようがないのだけど、一緒に行った友人曰く、本州にはない沖縄ならではの豪華な式だったらしい。

式については大切な思い出にするとして、やっぱりライダーとして気になるのは沖縄のバイク事情である。

有給をとって、式の翌日と翌々日の1泊2日、レンタルバイクで走ってみた。

なるほど、結婚式だけじゃなくて道路事情も本州とは違ったので、備忘録も兼ねてここに残しておく。

ちなみに今回レンタルしたのはヤマハのトリシティ155。

発売時から気になってたんよ。

バイクらしいコーナリングの面白さは残したまま安定感をプラスしたという感じで、いいバイクでした。

加速がダメと聞いたことがあったんだけど、普段から110ccに乗っている身からすると十分。

パワーも不足ないので、車の流れに置いていかれることもなく快適に2日間走れたよ。

そして沖縄で最重要事項だったのが、横風への強さ。

海沿いや橋を走る機会が多いだろうと思っていたら大正解。

タイヤの食いつきが2輪のそれとは段違いで、吹き荒れる海風の中でも余裕で走り回れました。

ちょっと不満だったのは積載性。

メットインはスイカぐらいしか入らないサイズだし、ネットを引っ掛ける場所もない。難儀しました。

ノーマルのスクーターだから仕方ないね。

ヤマハがこれぐらいの排気量のMT3輪を発売したら最強になってしまうんじゃないの…??

そしてお世話になったお店はこちら。
ヘルメットとカッパも貸してもらって私的には不満なかったのだけど、ネット上のレビューはまちまち。

2泊3日で20000円ちょっとだった覚えがあるんだけど、詳細は忘れちゃいました。ごめんよ。

慣れない道に転倒するするかもと一番保証の大きい保険をかけましたが、結果、必要ありませんでした。よかったよかった。

さて本題に入りましょう。

 

沖縄ツーリングの魅力

1.青い海!エメラルドグリーンの海!

 

正直に言ってしまうと、沖縄の道路に本州の峠のようなワインディングを求めるとガッカリします。

観光ツーリングみたいな位置づけが幸せだと思う。

なんと言っても沖縄、文句なしにリゾートです。

私は現在海なし県在住なのでただでさえ海を見るとテンションが上がるのに、あのエメラルドグリーン!

 

海上橋というものがあるのですが、これが最高。天国。

本州でよく見る橋はワイヤーやら柱やらで吊られてたりして、海面からの高さがビルかってぐらいあったりする。
海の上を走っているってよりも、空を飛んでいるような感覚になることが多い。

で、海上橋はというと海面との距離が近い。

(海上橋の定義はなにか調べてみたんだけど、私には見つけられなかった。海の上に作られた低所同士を繋いだ橋がそうなのかと思ったんだけど、詳しい人教えてもらえると嬉しいです)

こんな写真しかなかった。急いで撮ったからひどくブレてます。ごめん。

私は宮城島に向かう県道10号線を走ってきました。

エメラルドグリーンの海のど真ん中、モーゼのように道を切り開いて走っているような感覚になる。
気持ちいいのはもちろん、「翼が生えたような」とか「風になる」とかっていう表現をエスプレッソかってぐらい濃厚に抽出したような体験ができたと思っている。なんか、沖縄の空気に自分の身体が溶け出したみたいな感覚になって超気持ちよかった。

大げさ??

いや、最高だったよ。

もちろん海上橋以外の海もマジでオーシャンビュー。
街中を走ってる時、遠くにチラッと見えるキラキラ輝く海の色がドス黒くないのって、心が軽くなる。ドス黒い海もそれはそれでいいんだけどね。海、好きだから。

南国の景色は人を陽気にさせる力を持っていると、断言する。

2.熱帯雨林と、独特な街並み

本州とは違う気候を持っていると実感した部分が、このあたり。

まず植物。

シダっぽいものがめっちゃ濃い色でイキイキしているし、頻繁にヤシの木がソヨソヨ風に揺れている。

沖縄本島北部、県道2号線が唯一の峠っぽさを持つツーリングスポットって聞いて行ってみたんだけど、異国を走ってる感が半端なかった。

飛び出し注意の看板はヤンバルクイナだし。

北部は米軍の基地が多くてあんまり人が住んでいないっぽくて、そんな中ジャングルに囲まれた道路をひとり走っていると、異世界転生ライダーになったような気持ちになりました。

そういえば米軍基地の近くには、活動家の人たちの拠点っぽいものがいくつか見られた。

運良く私の時は無人だったけど、もしかしたら時期によっては道とか封鎖されてるのかもしれない。バイクは大勢の人に囲まれたら動けなくなってコケるかもしれないので、注意して行ってほしい。

人が住んでる地域の街並みはというと、

教科書で見たような昔ながらの沖縄住宅に加え、南国植物によく似合う、ゴテゴテっとした装飾のレゴとかブロックとかみたいなシルエットの建物が多いように感じた。

例えばこんな感じ。

塀やベランダの柵の装飾として開けられた穴の感じがなんか、南国っぽさありませんか?

ウキウキしちゃう。

こんな建物が並んだ街並みを走ると、

あぁ〜〜。

今ワシは沖縄に来とるんじゃな〜〜。

と、しみじみした。

3.あたたかく、のんびりとした人々

北海道の人にも共通することなんだけど、住民の皆さんが旅人に慣れている。

あったかい気候につられてこっちもフランクなきもちになっているので、ふとした休憩中に話しかけてもらうとベラベラと喋りまくっちゃった。

ゲストハウスのバイトの女の子がご飯に誘ってくれたりして、なんていうか、カチってしすぎてないというか、緩やかな時間が流れているというか。

うーん、うまく伝わるかな…。

ちなみに沖縄はゲストハウスが安かった。

連泊すると安くなるメニューがある宿もあるみたいで、長期滞在するには最高な土地だと感じたよ。

ちなみにワシが泊まった宿はここ。

(ここはそこまで安くない。笑)

 

共有の台所やリビングがあって、ハンモックまで置いてあった。

夕ご飯を食べて帰ってきて、泡盛を飲みながらハンモックで翌日のコースを確認していた時は、あと1ヶ月ぐらいここで沈没したいな〜と思ってしまった。

うちなータイムって感じ

4.シンプルに飯がうまい

タコライスが想像よりも美味しかった。

元々東南アジアの料理が好きだったんだけど、味的には遠いはずなのに、ざっくりとした盛り付けや大雑把な旨味がどこか似ていて、気取らなくてすごく良い。

あと、絶対にチーズを乗せたほうがいいと思った。

1点だけ難を挙げるなら、私が行ったキングタコスっていうお店のまわり、バックストリート感満載で、ガタイが良くてタトゥーががしがし入ったお兄ちゃんたちがワラワラといて怖かった。

自分が弱者であるということを本能で悟りました。ひゅんってした。

たぶん悪い人たちじゃないって信じたい。

あとはテビチとかラフテーとか、そういう豚を煮込んだのが好き。

普段から角煮が好きなんよね。

ああいうのを食べながらビールを飲めたらそこはパラダイスよ。

バナナに「島ファー」って書いて売られてるのを見つけたときは微妙に単語が違う世界線に来てしまったのかと思った。


見たことないハーブも魅力的。

結局島ファーはお土産に買って帰った。

黄色くなるまで吊るして食べるとねっちりしていてアゲリシャス。

沖縄を走る時に気をつけること

もちろん沖縄と本州の違いは楽しいことだけじゃない。

特に意識したほうがいいと感じたことを書いておく。

1.二輪は基本左車線を走ること

片側3車線以上の幹線道路と、その他指定がある片側2車線の道路においては、2輪は排気量に関わらず左車線を走らなければいけない。

排気量に関わらず。

こういう標識があるところね。

そう、50ccの原付きであろうと、1000ccのスーパースポーツであろうと、禁止されてる道路上で右車線を走っていたら通行帯違反でアウト。

これ、正直意味がわからなかったです。

もちろん右折の時は右車線を走らないといけないので、
つまり、右折をする前にタイミングを見計らって一番左車線から右車線まで移動しなきゃいけない。

癖でてきとうな車線走らないように常に気を付けていたから、プレッシャーがすごかった。ここだけは心が疲弊した。

2.事故には特に注意

どこでツーリングしていたとしても安全運転は大切なことだけど、沖縄の道路で特に気を付けたほうがいいと思ったのは、

レンタカーが多いこと
米軍の方の車が多いこと。

レンタカーはわざわざここで説明することでも気がする。
お互い慣れない土地での運転、ひょっとすると向こうは車の運転すら慣れていないかもしれない。

近づかないに越したことはない。

最近は海外から来られた日本の道路に慣れていないドライバーも多いから、ますます注意だ。

さて米軍に関してはなかなか言及しにくい。
ナンバープレートにひらがなの代わりに「Y」と入っている車だ。

結構よく見かけた。

もちろん米軍の車も自賠責・任意保険への加入が義務付けられているけど、事故が起きたときに示談が難航しているケースがあるのだそうだ。

万が一揉めてしまった場合、保険屋だとか国だとか米軍だとかを巻き込んだ長期戦になってしまうらしい。

個人が対応するには時間も手間も負担が大き過ぎる。

(どこの車と事故ったとしても、揉めたらめんどくさいと思うけど。)

沖縄は物理的にも遠い土地なので、交通事故のないよう、いつもよりも更に気を付けたい。

3.路面に違いあり?

沖縄の道路は本州に比べると滑りやすい。

雨の日は特に。

これはアスファルト素材に石灰が使われているから。

今回私はそれを聞いていたので、危険な思いをすることはありませんでした。

事前に知ってるかどうかでだいぶ印象が変わると思う。

沖縄を走ったライダーの中には、普段から運転をしているにも関わらず滑って転倒している人も聞く。

乗り慣れている人も、絶対油断しちゃだめだぞ!!!

おわりに

総合して、沖縄をバイクで走るのは大アリ、価値がある経験だと思った。

あれだけ異国感漂う道を日本語が通じる場所で、治安良く走れる場所は今のところ私は知らない。

今回は本島を走ったけど、そのうち島も走るぞ。絶対に。

ただし、自分のバイクを持ち込むかと聞かれると、手間的にもお金的にもナシかな。

「なにがあっても自分のバイクで日本一周する」っていう強い決意がある場合を除いては、レンタルバイクで十分だと思います。

ほんとに、車借りるよりも絶対バイクの方がいいよ。

風の匂いが、本州と全然違うんだから。

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