新型コロナウイルスの影響により、自宅よりお送りします。
以前Twitterのフォロワーさんより
「テントの建て方みたいな、キャンプビギナー向けの記事もほしいです」
とのリクエストをいただきました。
わあい。嬉しいです。
ということで今回は自宅でテントを建ててみたいと思います。
が、自宅前はアスファルトなので当然ペグが打てません。
時々しゃーなしの野宿をするときに硬い地面の上に設営することもあって、その時はペグを使わないんですよね。
その方法でも書こうかなあ…と思いましたが。え、それって需要ある??

考えてみましたが、
例えば読者の方がツーリング中に道に迷ったり、バイクの不調があったり、
何かしらのトラブルによってキャンプ場以外で一晩明かさなきゃいけなくなった時、硬い地面の上でも戸惑わずにテントを建てられたらすごく心強いんじゃないかな~とか…
いやどんな状況だよ。
だけど、近所にテントを建てられるような芝はないため、今回は強引にこれでいきます。笑アスファルトの上で設営するからといって特別なことはあまりありません。
まず、テントの種類をすごくざっくりわけると「自立式」と「非自立式」に分かれます。
その名の通り、自立できるテントと自立できないテントです。

アスファルトやコンクリートの上でテントを建てる場合、ペグダウンできないので「自立式」を選んでください。
私がソロキャンプの時によく使っているのはこちら

ノースイーグルさんのツーリングドーム220 NE1215です。
もともとは夫が購入したテントなのですが、なんと夫が使ったことは一度もありません。
私が奪って、まるで自分の物であるかのように使いまくっています。(ありがとう)
1万円前後で買えるソロテントとしてはかなり優秀でしたが、すでに廃番のようです。
似たような製品で言うと、コールマンさんのツーリングドームでしょうか。
コールマンさんのツーリングドームは、2人用の大きいサイズを夫と二人でキャンプする際に使用していますが、これも丈夫で簡単で良いテントです。
では、さっそく設営開始です。
まずはアスファルトの上にグランドシートを広げます。
グラウンドシートをお持ちでない方は、ブルーシートでもOKです。
風が強くてもペグを打つことはできないので、上に荷物を置いて耐えてください。
グランドシートの上にインナーテントを広げ、ポールを通します。
ポールに使われているグラスファイバーっていう素材の細かいとげが手に刺さると痛いし、刺さったら抜きにくいので、設営時は手袋をしておくのをおすすめします。
ポールを立てると一気にテントっぽくなりました。

吊り下げようのフックをポールに引っ掛けたら、次はフライシートをつけます。
ここでいつもと違うのが、
インナーテントの4隅についているこの四角いパーツに、フライシートの4隅についているフックを引っ掛けて固定したいのですが、、
インナーテントをペグで地面に固定しないと、ゆるゆるでテンションがかからず、フライシートを固定することができません。
ということで、本来はフックを引っ掛けるための場所ではないのですが、ここ
ポールを立てるための金具の根本が輪っかになっているので、
そこに無理やりフックをかけます。
すると、しっかりテンションがかかってテントらしい形になりました。
バイクの位置を変えます。
万が一バイクが倒れた時にテントと人間が下敷きにならないように、テントと反対側にサイドスタンドが来るように置いてください。

フライシートの自在ロープをペグダウンできないため、全体的に風に弱くなってしまいます。
自在ロープは近くにある柱やベンチや、なければバイクに引っ掛けます。
反対の自在ロープもできたらなにかに引っ掛けておきたいのですが、なければでっかい石を探して重りにしたり、
それすらない時はテントの中に重い荷物を入れて神に祈ったりしましょう。
(何にも固定しないと強い風が吹いたときにテントが崩壊しちゃうので、せめて風上側だけでもバイクにひっかけて固定しておくほうがいいと思います)
最後、前室のチャックはそのままにしておいてもいいのですが、風が強い日はチャックと地面と擦れて「チャリチャリ」とうるさく鳴ることもあります。
気になるようなら、これもバイクにてきとうに引っ掛けておきます。
これで完成、アスファルトの上で寝る時のテントの設営です。
テント内に荷物を運び入れるときは、テントが浮かないよう、端に重いものを置いてあげてください。
改めて書いてみると、芝で立てる時とあんまり変わらないな。笑
もちろん地面は硬いし、冷たいし、寝心地が悪いので、
できればキャンプ場のフカフカな芝の上で寝るのをオススメします。
