新型コロナウイルスの影響により、自宅よりお送りします。
以前Twitterのフォロワーさんより
「テントの建て方みたいな、キャンプビギナー向けの記事もほしいです」
とのリクエストをいただきました。
わあい。嬉しいです。
ということで今回は自宅でテントを建ててみたいと思います。
自宅前はアスファルト敷き
今回収録をするにあたり、自宅前で設営をすることにしました。
ところが家の前はアスファルト敷き。原っぱや土と違って、当然ペグが打てません。
本来であればキャンプ場へ行くべきなのかもしれませんが、自粛期間ということでそうはいきません。
強引にアスファルトで書かせていただきます。笑
ツーリング中に道に迷ったり、バイクの不調があったり、
何かしらのトラブルによってキャンプ場以外で一晩明かさなきゃいけなくなった時、
もしかしたら役に立つかもしれませんものね。
テントを簡単に分類してみた
まず、テントの種類をすごくざっくりわけると「自立式」と「非自立式」に分かれます。
違いはその名の通り、自立できるテントか、自立できないテントかってところです。
自立式テントは最悪ペグを打たなくても設営することができます。
非自立式テントは、ペグなしでは一切の設営ができません。
ということで、アスファルトやコンクリートの上でテントを建てる場合は必ず「自立式」を選んでください。
私がソロキャンプの時によく使っているのはこちら
![](https://riding-camping-haruka.com/wp-content/uploads/2020/05/20200413224832-1024x683.jpg)
ノースイーグルさんのツーリングドーム220 NE1215です。
もともとは夫が購入したテントなのですが、なんと夫が使ったことは一度もありません。
私が奪って、まるで自分の物であるかのように使いまくっています。(ありがとう)
1万円前後で買えるソロテントとしてはかなり優秀でしたが、すでに廃番のようです。
似たような製品で言うと、コールマンさんのツーリングドームでしょうか。
前室狭めのテントがオススメです。
なぜなら、前室を組み立てるのにペグが必要って場合が多いから。
設営してみよう
設営前にお伝えしておきたいのが、ペグなしでテントを設営できるのは風がない、またはかなり弱い場所だけ ということ。
風が強い場所ではすべてが吹き飛ばされてしまうので、とても危険です。
(そもそも、風が強い中でのキャンプはなるべく避けた方が良いです)
海沿いや天候不良の中アスファルト上での野宿を検討している方は、悪いことは言わないのでなんとか屋根と壁のある場所へ避難してください。
実際に私は強風の中無理やり設営しようとして、テントのパーツが風に吹き飛ばされて行方不明になったことがあります。
それでは、さっそく設営開始です。
まずはアスファルトの上にグランドシートを広げます。
グラウンドシートをお持ちでない方は、ブルーシートでもOKです。
風が強くてグランドシートが飛びそうなときは、4隅に重い物を置いて押さえます。
グランドシートの上にインナーテントを広げ、ポールを通します。
※スリーブがないタイプのインナーテントの場合は、単にクロスするだけでOKです。
ポールに使われているグラスファイバーっていう素材の細かいとげが手に刺さると痛いし、刺さったら抜きにくいので、設営時は手袋をしておくのをおすすめします。
インナーテントの4隅にポールを差し、立ち上げると一気にテントっぽくなりました。
![](https://riding-camping-haruka.com/wp-content/uploads/2020/05/20200413230656-1024x683.jpg)
吊り下げフックをポールに引っ掛けたら、フライシート(テント全体を覆うカバーのようなもの)をかぶせます。
ここで気を付けたいのが、フライシートを固定するために、インナーテントの四隅をペグで固定しなければいけないテントが存在することです。
ノースイーグルのツーリングドームもそのひとつ。
インナーテントの4隅についているこの四角いパーツに、フライシートの4隅についているフックを引っ掛けて固定したいのですが、、
インナーテントをペグで地面に固定しないと、ゆるゆるでテンションがかからず、フライシートを固定することができません。
ということで、本来はフックを引っ掛けるための場所ではないのですが、ここ
ポールを立てるための金具の根本が輪っかになっているので、
そこに無理やりフックをかけます。
すると、しっかりテンションがかかってテントらしい形になりました。
![](https://riding-camping-haruka.com/wp-content/uploads/2020/05/20200502155851-1024x682.jpg)
上の写真ではバイクの位置が危険です。
バイクは万が一倒れた時に下敷きにならないように、テントと反対側にサイドスタンドが来るように置いてください。
ペグダウンができないテントは、かなり風に弱いです。
せめて風上側だけでも、近くにある柱やベンチ、バイクに自在ロープを引っ掛けておいた方が良いと思います。
あまりにも風が強い場合は、そもそもですがコンクリの上でテントを建てないでくださいね!
最後、前室はペグダウンしないと固定できないのですが……
ペグを打つことができない状況の時は、写真のようにバイクに引っかけたりしています。
別に前室がペッチャンコでも寝ることはできるのですが、風でチャックの金具が引きずられてチャリチャリと音が出て、うるさいんですよね。
これで完成、アスファルトの上で寝る時のテントの設営です。
![](https://riding-camping-haruka.com/wp-content/uploads/2020/05/DSC07558-1024x683.jpg)
テント内に荷物を運び入れるときは、テントが浮いたり風で飛んでいかないよう、4隅に重いものを置いてあげてください。
また上の写真ではグランドシートがはみ出ちゃっていますが、
フライシートから雨とか露とかが垂れてくるので、本来であればテントの下に収まるように、フライシートからはみ出さないように敷くべきでした。
アスファルトは寝心地悪いです
改めて書いてみると、芝で立てる時とあんまり変わらないですね……。
テントによって細かい違いはありますが、自立式のテントであればどれも似たような作業になると思います。
正直、アスファルトやコンクリートの上はかなり寝心地悪いです。
超硬いし、めちゃくちゃ冷たいし、何より貧相な気分になります。
貧乏旅的なコンセプトなら寝心地の悪さも旅のスパイスになりますが、そうでなければ、ただ睡眠が浅くなって腰が痛くなるだけです。
なのでアスファルトの上で寝るのは緊急時のみとして、できればキャンプ場のフカフカな芝や砂浜の上で寝ることをオススメします。
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