世間で…いや、バイク界隈でスーパーカブが流行っているみたいです。
3年にわたるコロナ禍や、アニメ「スーパーカブ」、そしてなにより近年ガンガン攻めの姿勢を見せるホンダの小型二輪のラインアップ。
いろんな要因はありますが、結局はカブが楽しいってのが一番のトリガーだと思います。
うん、カブはいいぞ。
今回は初めてバイク、その中でもカブなどの原付二種(小型バイク)の購入を検討した方に向けて
「どうせ免許取るなら小型よりも中型二輪免許を取得した方がええよ」っていう記事です。
個人の意見・感想が大部分を占める記事ですが、これから免許をとってバイク生活をスタートする皆様の参考になれば嬉しいです。
中型二輪免許、意外とハードル高くない!
もちろんもちろん、取り扱いの難易度は高いです。
重くて脚付き悪いし、クラッチ操作も初めてだとムズカシイ。
車体が重いということは、
例えば細長い一本の道を決められた時間以上でゆっくり走る「一本道」という課題では、低速での走行ではフラフラとハンドルがブレてしまう小型よりも、どっしり安定して走ってくれる中型バイクの方が安定して走ることができます。
小型の方が制限時間がゆるく設定されてますが、それを加味しても車体が安定せず難しいと感じる方は多いでしょう。
他にも、スピードを出した状態から急ブレーキをかけて停車する「急制動」という課題でも、ブレーキをかけたあとの車体は中型バイクのほうが安定しています。
おまけに小型バイクはパワーがないので、急制動に置いては規定のスピードを維持するため、アクセルをしっかり回し続けないといけません。
スピードが足りない場合、1回目はやり直し、2回目は失格になってしまいます。
急制動は、難なく既定の速度まで出せて、車体も安定している中型の方が楽な課題だと思います。
また小型の中型の教習の違いは、技能教習(バイクの運転の教習)の合計時間数にもあります。
小型二輪 | 10時間 |
中型二輪 | 17時間 |
※MT免許取得、普通自動車免許を持っている場合の時間です。
「小型の方が短くていいじゃん!」となりそうなものですが、実際に教習を受けてみると、特に最初の数時間はバイクの操作だけで四苦八苦。
やっと慣れたと思ったら今度は課題が始まります。
気づけばすぐ目の前に試験が迫っているということも往々にして起きます。初めてのバイクであるならなおさら。
そういう視点で考えると、デフォで技能教習がたっぷりある中型免許って意外とハードル低いんじゃない?と考えることもできるのです。
教習にかかる金額は大差ない!
小型免許と中型免許、実は教習にかかる金額は同じぐらいなんです。
例えば私が免許を取得した教習所は、小型も中型も同額の8万2500円。(普通自動車免許を持っている場合の料金です)
さすがに同額という所はなかなか見かけませんが、一般的には
小型免許…8万円前後
中型免許…10万円前後
(地域によって大きく異なります)
ね?意外と変わらない。
どうせ同じぐらいのお金を出すなら、いろんなバイクに乗れる中型免許の方がお得だと思いませんか?
これも地域や教習所によって大きく料金が変わりますが、6万円前後かかる教習所が多いようです。
バイクって沼だよ
世の中にはいろんな「沼」がありますが、バイクも例外なく「沼」です。
最初のころは「カブはかわいいけど、ほかのバイクはデザイン好きじゃないな」と思うかもしれませんが、人の考え方は時間と共に変化します。
私自身も、本当にビックリするぐらい変わりました。
バイク屋さんに在庫されていたのを見て「これだ!!」と一瞬で購入を決めたのです。正直その時は
と思っていました。
しかし…。
9年ほどバイクに乗った今でもエストレヤは好きなのですが、現在乗っているバイクはこれです。
入り口がカブでも、沼にはまればほかのバイクにも目移りする可能性は十分あります。
そんな時に免許が小型で増車ができないとしたら…もったいないと思いませんか?
まとめ
免許をとる前は「一生小型しか乗らない」と思うかもしれませんが、未来のことは誰にもわかりません。
せっかく時間とお金をかけて免許をとるのであれば、ぜひ中型免許を検討してみてください!
もしかして、もしかすると。数年後にはバイク沼にどっぷり肩まで浸かった人生になるかもしれませんよ~?
沼の中から、皆さんのことをお待ちしております!