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アウトドアグッズで非常用持ち出し袋を作ってみる

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今年も日本は災害が多そうだ。
大雨、地震に火山の噴火、あげればキリがない。ほんとに。

幸い私の身の回りは直接災害の被害を受けたことはありません。
しかし異常気象の影響か、これまで無事だった地域でも多くの被害が出ていることを考えると、今後も無事とは限りません。

そう、今回のテーマは防災です!

突然なのですが、
災害対策として、我が家ではこんな感じで食料を備蓄してみています。

水と米、

缶詰たち

普段の生活で消費しつつ新しいものを購入することで、賞味期限切れを防ぐようにしています。

 

こんな感じで「防災」の意識を持ち始めたのは2年ほど前の出来事がきっかけでした。

 

結婚したばかりの夫と二人で出かけた北海道への新婚旅行ツーリングの道中、胆振東部地震によって起きた前代未聞の全道停電に巻き込まれたのです。
朝起きてみると、泊まっていた網走のホテルの電気がすべて止まっていて、開いているガソリンスタンドを探し、信号が消えた道路をひたすらに走りました。

その時に助けてくれたのが、道民の皆さまが日ごろからされていた災害への備え。

 

セイコーマートさん、ホテル、港など様々な企業の方が「いつか起きるかもしれない災害」のため、食料を備蓄したり、車や発電機から電源を取る準備をされていました。
その恩恵を受け、停電期間中もシャワーを浴び、温かいご飯をいただき、無事に本州に帰ってくることができたのです。

災害なんて起きないに越したことはないのですが、起きるときはある日突然やってきます。

 

いざという時に頼れるのは普段からの準備である、ということで今回この記事では、

アウトドアグッズで非常用持ち出し袋を作ってみる!!

今日はいつも私がキャンプツーリングに出かけるときのギアたちを使って、もしもの時の持ち出し袋を作ってみたいと思います。

皆さんもこれを読みながら、一緒に作ってみていただけるととても嬉しいです!!

 

 

 荷物を準備してみる

 

今回参考にしたのはこちら。

「東京防災」

以前東京都に住んでいた時に都より配布していただいた冊子で、

地震をはじめとする災害にあった時の対処や心構えなどをわかりやすく解説してくれている冊子です。

ここに載っているもの + 自分が必要だと思うもの
でアレンジしてご紹介します。

荷物の内容を簡単に分類してみました。

 

最低限の食料

調理道具

寝床

衛生用品

アナログで使える道具

電源類

着替え

 

重複部分もあるけどゆる~く分けてみたよ。

万が一の時にこれだけ持って1,2日家を離れて過ごすことを想定した内容です。

ではいってみよう!!

 

最低限の食料

●もち
●レトルトご飯
●イオンウォーター(180ml分×8本)
●鯖のパック
●コンビーフ

食料を選ぶポイントとして、ゴミの量が少ないものを選んでみました。

パウチタイプの食べ物は缶詰に比べて賞味期限が短いのが難点ですが、食べ終わった後の袋は折りたたんで燃えるごみとして捨てることができ、洗う必要もありません。

生米の場合は常にカバンに入れたままにすることが難しいのと、調理に必ず水と火と鍋が必要なことから長期的な備蓄として持っておくべきものだと感じたので、非常用持ち出し袋からは外しました。

●携帯濾過ボトル

アウトドア好きの強い部分として、こういうギアが自宅にあることかもしれません。
これはボトルが2重になっていて、外側のボトルに水を入れた状態で内側のボトルを押し込むことで、フィルターを通して水をろ過するものです。

ペットボトルの水を持ち歩くとどうしても量に限りがあり、特に夏は熱中症の心配があるためこういったギアがひとつ家にあると便利かもしれませんね。

とはいえ一回に濾過できる量に限りがあるのと、時間と力と何かしらの水源が必要なため、余裕があればペットボトルの飲料水も持っていったほうが良さそう!!

調理道具

●SOTO レギュレーターストーブ(左上の黒い袋。携帯できるコンロ)
●SOTO フィールドチャッカ―(クッカーの中に入ってるやつ。いわゆるバーナー)
●モンベル アルパインクッカースクエア
●カセットガス
●ライター
●食卓塩
●ナイフwithファイヤスターター
●洗剤&スポンジ
●軍手

火が出るものが多すぎる気もしますが、そういう道具が好きだから仕方ないね。
コンロと塩とクッカーを持ち歩くことで、現地で食料を調達できたときや避難が長引いたときに調理をできるようになります。
バーナーがあれば、寒さをしのぐために焚き火を簡単に起こすことができます。
人類は火が使えるから強いのだよ。

塩はね、、塩さえあれば大体のものはなんでも食べられるから。笑

 

寝床

●DDタープ 3×3m
●虫よけスプレー
●アルミ毛布
●パラコード(4m)×2本
●大きめのゴミ袋数枚
●ラップ

床にも壁にも使えるタープは一家に一枚あるととても便利です。持ってない人はブルーシートでも全然OKだと思います。

暑い季節になったとは言え避難先がどんな状況かわからないため、防寒用のアルミ毛布やエマージェンシーシートは1枚持っておいても損はないと思います。

ラップは食べ物を覆うためにも使いますが、もしも怪我をした場合に傷口が濡れないように覆うこともできるため、必須ではないけどあると便利。

ロープワークを覚えていると、現地でテントを作るときなどに便利です。
アウトドアに興味がない方も、もやい結びと自在結びのふたつだけでも覚えておくと役に立つことがあるかもしれません。

 

もやい結び(ボウリンノット)・・・ほどけにくい、がっちり固定するときの結び方。船を港に固定するときなんかにも使われる、入門編でありながらプロも多用するロープワーク。

自在結び(トートラインヒッチ)・・・金具を使わなくても長さの調節ができる結び方。テントやタープを固定するときにピンとロープを張れる。


 

 

衛生用品

●歯ブラシ
●除菌シート
●ティッシュ
●生理用品
●ばんそうこう
●ガーゼ
●防水フィルムテープ
●サージカルテープ
●マスク

手を拭いたり傷を覆ったりできるものは多くても困らないと思います。

生理用品(ナプキン)は女性にとっては必須アイテムですが、男性にとっても実は「個包装された大量の血を受け止めることができる」もので、ガーゼの代用品として使うことができます。
もちろんガーゼが手に入らない極限の場合です。生理用品が手に入らないとなると、全女性が本気で困り、大発狂します。私も多分大泣きします。

困る女性が出ないよう、本当に困った時以外は本来の使い方を心がけましょう。

 

アナログで使える道具

●地図
●破って使えるノート
●ペン、マジック類

万が一停電が長引いた場合、最後に使えるのはアナログの道具です。
雨に濡れないよう、ビニール袋に入れたうえでカバンに入れました。

●手回し発電で使えるラジオ

北海道での停電を経験してわかったのですが、大規模な災害の中ではテレビはもちろん、電波が安定しないため スマホも通常時ほど頼りにできず、

ホテルのロビーに置いてあるラジオは安定した情報源でした。

こんな感じでハンドルをぐるぐる回して発電して、ラジオが聞けるよ。

実はハロウィンのコスプレパーティで賞を取った時にいただいた景品です。
こんなところで役に立つとは。笑

 

電源類

●モバイルバッテリー
●懐中電灯
●ヘッドライト
●替えの電池

懐中電灯だけでも十分かもですが、両手が使えるヘッドライトもあるとより良いです。
欲を言えばランタンもほしいけど、、あんまり荷物が増えても困るし、悩むなあ…。

モバイルバッテリーはANKERの20100mAhのものを使っています。
普段は1週間ぐらいツーリングに行くときに使っているのですが、5回ほどスマホを充電できるので強い。

これも濡れないようにビニール袋に入れておきます。

●ガソリン

いつ何時災害が起きるかもわからないので、日ごろから1日の終わりには必ず車やバイクのガソリンを満タンにしておくようにしましょう。

ライフラインが途切れた時、ガソリンがあればだいぶん心強い。
我が家のバイクは3台にUSBポートがついているため、手持ちのモバイルバッテリーが全滅したとしても、スマホぐらいならしばらく充電して使えます。

ちなみに、停電時のガソリンスタンドは訳が分からないぐらい混むぞ!!

 

着替え

●長そで、半そでシャツ ×各1枚
●タオル ×2枚
●防風用の薄手の羽織もの
●靴下、下着類 ×2日分
●帽子

2日分ほどの着替えを圧縮袋に入れています。
屋外で過ごす可能性も高いため、頭部に直射日光を浴びないように帽子も持っておくと安心です。
これからの季節は本当に暑いからね…。

 

実際に背負ってみよう!

さて、ここまで準備をしてきたものをリュックに詰めます。

詰めるときのポイント

詰めるときのポイントとして、

重いものや硬いものは下に、軽いものや柔らかいものは上に入れていきます。

これを気をつけるだけで、同じ内容でも比較的安定するよ!!

それぞれの項目の時も記述していましたが、防水リュックがない場合は、それぞれの荷物をビニール袋やジップロックに収納して入れることで、濡れに強くなります。

 

背負ってみた

徒歩キャンプの時に使ったコールマンのリュックがあったので使ってみました。

じゃじゃん!

でか~~~い!!!

重さは9.3㎏でした。

欲を言えばもっと軽くなると嬉しい。
なにを削ったらいいんだろう…??

実際背負ってみて思ったのは、
できればリュックは縦長のものが良いかな。
横長のリュックだと、狭いところを通ろうとすると引っかかって通れなくなりますわ。

まとめ

 

今回はアウトドア用品を混ぜつつ、災害時の緊急非常用持ち出し袋を作ってみました。
冒頭にも書きましたが、今回の内容は万が一の時にこれだけ持って1,2日家を離れて過ごすことを想定したものです。

復旧までの長期戦に備えるにはもっともっと準備が必要ですが、
「なにかあった時にこれだけ持って逃げればなんとかなる」
というのは安心して暮らすための重要な要素のひとつだと思います。

 

みなさんもこの記事をきっかけに、災害対策を始めてみていただけると嬉しいです!!

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