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【業者に頼むメリット・デメリット】やまちゃんのシート工房でヴェルシスのアンコ抜きをしてもらったよ!!

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今回はバイクに乗る人、特に女性がよく持っている悩みを解決する記事です。

先日増車しましたVersys650。
かっこいいコイツはひとつ問題を抱えていました。

そう、、

見ての通り、

足つきが悪い!!!

乗れなくはないけどいざって時に踏ん張れそうにない。
なによりも停車する際の不安が大きく、走りを楽しむ心の余裕がありません。

私の身長は156㎝。
脚の長さはお世辞にも長いとは言えない日本人体型のため、もともと欧米への輸出向けに開発されたヴェルシスで足が届かないのは自然なことです。

バイクの足つきを改善する方法

足つきを改善するためにはいくつか方法があって、

主には

  • ローダウンキットの使用
    …リアサスペンションに接続されているリンクやスプリングなどを交換してシートの高さを下げる。車種ごとに専用のキットがある。
    下げ過ぎてしまうとバランスが崩れてしまうので、たくさん下げれば良いというわけではないのが難しいところ。

  • 靴底の分厚いライディングブーツを履く
    …上げ底してあるのがわかりにくいデザインで、しかも動きやすいブーツが様々なメーカーから出ています。
    自分の足が3,4cm長くなるような感覚なので、操作に違和感が出にくく運転への影響も少ない。

  • シートのアンコ抜き加工
    …シートの中に入っているクッション材を削り、薄くすることで足つきを改善する加工。
    自分で加工する猛者もいるらしい!が、左右対称にする難しさや乗り味の良し悪しを考えると業者さんに頼む方が無難では…?

という感じです。

私自身に当てはめてみると、

  • ローダウンキット
    輸入車ということもあってローダウンキットを購入するのに1~2か月ほどかかります。
    値段は25,000円ぐらい+工賃がかかります。
    下げれる高さは何種類かあって、2㎝~4㎝ほど。
    時間がかかりすぎるため、今回はやめておくことにしました。

  • ライディングブーツ
    すでに履いとる。
    履いてて足がつかんのじゃ。

で、アンコ抜きに手を出したというわけです。

やまちゃんのシート工房 お問い合わせ~注文の流れ

今回お願いしたのはこちらのお店。
やまちゃんのバイクシート工房さんです。

大阪府堺市にある、その名の通りやまちゃんが社長の、バイクシートの加工を専門にされている業者さんです。

※今回の記事の中ではちょっと馴れ馴れしい気もしますが、親しみを込めて社長のことをやまちゃんと呼ばせていただきます。

お問い合わせ

さて、実際に注文するにあたってお店にうかがうことも考えたのですが、ウェブサイトにも記載があるように

新型コロナウイルス流行の影響でなるべく短時間でということでしたし、余計なご迷惑をおかけするのも申し訳ないので、今回は完全オンラインで注文をすることにしました。

ウェブサイトにアクセスし、お問い合わせフォームに必要事項を入力して送信。
翌営業日にご返信をいただきました。
(やまちゃんのお仕事の状況によっては、もっと遅い返信になることもあると思います。)

メールでいただいたのは、おおよその日程と概算お見積り。
お問い合わせした加工内容についてひとつずつ丁寧に回答していただきました。

注文

特に問題がなかったため、さっそく予約。
シートは取り外して、段ボールとプチプチで包んでミイラみたいに梱包して工房へ送ります。
発送に使った段ボールは、加工後の返送にも使われるため、丈夫に作っておいた方がよさそうです。

 

工房に届いたらやまちゃんより正式な金額の連絡が来るので、前払いで振り込みをして、注文は完了!!

今回私の施工内容は

シートアンコ抜き+低反発ゲル加工+新しいレザーに張替え
ということで、送料合わせて40,600円でした。
※2020年10月時点。車種やシートの形状によって金額に差が出ます。

決して安いお買い物ではありませんが、ベテランの職人さんがひとつずつ丁寧に加工してくださること、今後快適にツーリングができることを思えば妥当な金額だと思いました。

アンコ抜きしてみた結果!

作業開始日より大体1週間ほどでやまちゃんより連絡が来ました

 

やまちゃん社長
やまちゃん社長
加工が完了しました。
こんな感じで進めさせてもらいました。

(before→after)

 

やまちゃんのバイクシート工房では、作業の工程を写真で記録して送ってくださるのも安心ポイントでした。
比べてみるとかなりごっそり削られてるのがわかります。

今回はシートを削る加工をしていますが、なんと逆にシートに高さを出す加工や、シートの材質を固くする加工なども可能とのこと。
もう、自由自在です。

加工後はすぐに返送してくださいました。

大満足な結果に


それではいざ、装着…!!!!

またがってみます。

おっ!!!!!

加工前を振り返るとこんな感じでした。

かなり改善されているのがわかります。
なんと、頑張れば片足べったりつくぐらいになりました!

やまちゃん社長
やまちゃん社長
単純にシートの高さを削るだけだと座面が広がってしまい、かえって足つきが悪くなってしまいます。
高木さんの場合は足つきで悩まれていたので、シートの内側もしっかり削ることで足を真下におろせるようにして足つきを改善させてもらいました。

レザーも新しく張り替えてもらったため、まるで新品のような見た目に変わっています。
中古のバイクなので「せめてシートだけでもきれいになれば」と思っていたため、かなり大満足の結果になりました!

 

既に700kmほど走ってみたのですが、信号待ちや一時停止の不安がなくなり、
また振動があるバイクにも関わらずゲル加工のおかげでお尻も痺れず、
純粋に走ることを楽しめるようになりました。

慣れたらそのうち1日中乗り続けるお尻耐久試験ツーリングもしてみたいね。

本当に加工していただいてよかった〜〜!!!
と声を大にして言いたい。

想定されるデメリット

依頼してみて感じたのは、不満を抱くとしたら(やまちゃんのシート工房に関しては)加工の質というよりも、アンコ抜き自体にデメリットを感じる方なのではないでしょうか。
ということで、想定されるデメリットをいくつかご紹介しておきます!

  • シートの凹み
    座面のクッションを削る加工なので、シートを横から見た時、座面付近のみが凹んだような外見になります。
    直線的なデザインのバイクに乗っている方や、シートも含めたバイクのデザインが好きな方は不満に感じるかもしれません。

  • ゲル加工はマスト(加工費用が高くなる)
    当然、クッション性はなくなります。
    私はゲル加工もお願いしたので特に問題を感じませんでしたが、ゲルがなかったらお尻が4食パンみたいに割れちゃうと思います。(わかりにくい)
    なので、個人的にはアンコ抜きとゲル加工はセット加工がマストかな。お値段高くなっちゃうけどね。

追記①:1年乗ってみての感想

あれから約1年、5000kmほど乗ってみましたが、かなり調子いいです!
足つきの不安がないのはもちろん、なによりも良いのはゲル。
お尻の疲れがかなり少ないです。1日中走ってるぐらいじゃほぼノーダメージ。

悔しいのはゴールデンウィーク、お盆のロンツーが両方ともコロナで中止になったことでしょうか。
それさえ行けていれば1週間乗りっぱなしの感想もお伝えできたはずなのに…!

とは言え、ここまで疲労軽減されているとたぶん1週間ぐらいじゃなんともないでしょう。
本当にオススメです。太鼓判!

追記②:2年乗ってみての感想


何度も
ロングツーリングをしましたが、その後の不満は一切ありません。
シート自体がかなり薄くなっているはずなのに、長時間乗ってもお尻や腰が痛くなることはほとんどないです。
他の人を見ていると、むしろノーマルのシートよりも優秀なのではないかとすら思ってしまいます。おそるべし、やまちゃん。

取り回しやUターンなども簡単になり、不安なくソロで出かけられています。
加工しておいてよかった~!(回し者じゃないよ)

やまちゃんとお話ししてみた

正直に言うと、注文前は
自分の体格とバイクの大きさを直接見ていただいて加工をお願いしたい…という不安な気持ちもありました。
しかし、お話を聞いてみるとやまちゃんはしっかり、本当に、プロ。
まったく問題はありませんでした。

高木
高木
ありがとうございました!加工していただいて本当によかったです!!

ふと気になったのですが、年間何個ぐらいのシートを加工されているんですか?

やまちゃん社長
やまちゃん社長
年間ですか?
うーん…おおよそですが、1200〜1300台ぐらいでしょうか
高木
高木
1300??!
思ってたよりもずっと多いんですけど、桁合ってますか?!
やまちゃん社長
やまちゃん社長

個人のお客様と法人のお客様と、大体半々で加工させてもらっています。

ホームページにはお客さんから寄せられた写真がズラリ。

やまちゃん社長
やまちゃん社長
バイクによってシートは様々なので、日々勉強です。
個人のお客様からは高木さんのようなあんこ抜きなどの加工だけでなく、古いバイクのシートのレストアなど、めずらしいシートも加工させていただいています。
対して法人のお客様からは最新のバイクのカスタムをご依頼いただくことが多く、いち早く最新のバイクに触らせてもらうことができます。
様々なシートの加工をしてきたことで車種ごとのシートの形状や状態を把握することができ、細かいご提案ができるようになりました。
高木
高木
バイクの車種が一緒でも、年式によって形状が変わるから、膨大な知識量になりますね…!
ところで最近は来店無しのウェブ上での依頼が増えているかと思うのですが、注文する際に私たちが気をつけた方がいいことってありますか?
やまちゃん社長
やまちゃん社長
なるべく細かく、具体的なイメージを教えてもらえると有り難いです。
高木
高木
例えば私だと、ヴェルシス650の2011年式、身長が156cmで足つきは片足のつま先のみ、できるだけ足つきをよくしたいといった感じでしょうか。
やまちゃん社長
やまちゃん社長
そうですね。
初めての注文する方は具体的に、と言ってもイメージしにくいこともあるかと思いますので、わからないことがあればなんでもご相談ください。
高木
高木
私が最初にメールでご連絡をしたとき、ものすごく丁寧にご返信いただいたのが印象的でした。

ご相談の時点で概算のお見積をしてくださったのも、お財布と相談しやすくてありがたかったです!

やまちゃん社長
やまちゃん社長
それはよかったです!

ひとつ申し訳ないのが、おかげさまでたくさんの注文をいただいていて、ひとつずつのお仕事を丁寧にするために完全予約制とさせていただいています。
職人を増やせたらいいのですがなかなか難しく…ご不便をおかけしています。

高木
高木
早めに予約をしたほうが、自分のほしいタイミングに合わせて加工してもらいやすいということですね!

ということでやまちゃんの丁寧なお仕事をうかがい知ることができました。

 

結論、アンコ抜きを専門業者に依頼するのは全然アリ!!

 

持っているバイクの足つきで悩んでいたり、憧れのバイクを脚付きが理由で躊躇していたりする場合、シートのアンコ抜き加工はかなり有効な手段だと思いました。

気になった方は、まずは一度ご相談をしてみてはいかがでしょう。

最後に、
親身になって相談にのってくださり、
そしてお忙しい中突然のお願いにも関わらず快くインタビューにご協力くださったやまちゃん、
本当にありがとうございました。

みんな、ここで加工してもらえば間違いないぞ!!

 

【エストレヤから】高木、バイク乗り換えたってよ【Versys650へ】 | バイクとキャンプと! へ返信する コメントをキャンセル

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