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もう戻れないってわかったけど、不思議と悲しくはない ―4年ぶりのソロングツーリング1日目

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一日目。

勢いで飛び出したものの、今回のルートと宿泊池は大体計画立ててある。
4年ぶりにロングなツーリングに出てみて気がついたことがある。
やっぱり時間って残酷で、あの時みたいなめちゃくちゃな旅はきっともうできないってこと。
そう。
もう道の駅の駐車場で寝たり、よくわからないバス停で朝を待ったり、夜通し走り続けたりすることはもうできない。
なぜか。
体力?
いや、たしかに体力はなくなったけど、決定的なのはそこじゃない。
たぶん、年と共に積み重なる「責任」のせいだ。
あの日は「若いから」で許してもらえた(たぶん)ことが、もう許されなくなってきたのを感じた。
やらかしたら怒られるじゃ済まないし、家庭もある。

夫にこんな訳わからないことで迷惑をかける訳にはいかない。

(ていうか、そもそもなんだけど妻に1週間の外泊を許してくれるの、すごくないですか?)
まあ、あと、冬のせい。
私は雪国に住んだことがないから感覚になかったんだけど、雪の多い地域における3月ってのはまだ余裕で冬ならしい。
キャンプ場閉まりまくってて、しっかり計画建てないとマジでクソ寒い山の中アスファルトの上で寝ることになりそうだった。
ので、営業してるキャンプ場を予約しておいた。前半は。後半は路面の凍結次第。行けたら行く。
行けなかったらどうなってしまうんだろう。頼むぞ太陽。
そう。全部、冬のせいだ。
ところで今日はまだ一日目なのに、天才なのでシャワーを浴びました。
ここのキャンプ場のお風呂、普段は男女で別れているところ、新型コロナウイルスの影響で家族風呂になっていた。
ひと家族ずつ入って、入浴中は鍵をかけることになってたみたいなの。
それに気が付かず先客がいる女風呂(の表記がある風呂)に入ろうとして、
脱衣所で脱いで、浴室のドアに手をかけた瞬間、野生の勘が働いたのか先客の脱いだ服が女物じゃないことに気がついた。
訝しんで
「入ってますか?」
と声をかけると、中から男性の声で
「どうぞ」
と。
鍵をかけ忘れて入っていたおじさんだった。
たぶん彼もビックリして思わず答えちゃったんだろうけど、どうぞじゃないでしょ。笑
そこからはお互い大慌てで
「ごめんなさい出ます!!」と彼
「出ないでください!!」と私
ドアに手をかける彼
「待って待って待って開けないで!!」と私
慌てるとうまく着れず、ちぐはぐな服装で脱衣所から外に飛び出したのでした。
その後しばらく待ち、無事シャワーを浴びれましたとさ。
おのれ、コロナ。

色が変なのは許してね。逆光の中無理やり撮ったの。

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