キャンプ

しまなみ海道の旅③ 聖地の小島に神がいる

☆前回のお話☆

多々羅大橋を遠くに眺めながら、坂を下り、大島の道路を走る。

道の駅よしうみいきいき館で一休みします。

入ってそうそうピンクナンバーがいっぱいです。

普段ツーリングをしていると小型バイクってあんまり見かけないんですよね。
それが島に入った途端これです。

ひたすらに感動。ここがこの世の楽園じゃ…。

道の駅の店内に入ってみるとは水槽がたくさんあります。

魚以外にもおつまみに美味しそうな練り物や海鮮の串もある!

ここで好きな具材を買って、隣の会場でBBQができる仕組みになっていました。


バイクじゃなかったらここで一杯ビールでもいただきたいところですが、

残念ながらまだ先は長いので、鯛めしと揚げ蒲鉾をゲット。

いただきますっ!!

鯛めしはお出汁のかおりがたっぷり。

薄味ながらも鯛の風味がしっかりとしてめっちゃおいしい!

蒲鉾もアツアツで食べごたえバッチリで最高でした!

お腹がいっぱいになったところで再出発です。

海を眺めながら山を登ります。

以前から小型ロンツーライダーのみなさんには島ツーリングをおすすめしたいと思っていたのですが、もちろんそれには理由があります。

小さい島は、言うなれば海に浮かんだ小さな山。

アップダウンと幅の狭いカーブが本州の道に比べて小刻みにあります。

小刻みすぎて、大型のバイクだと性能を発揮しにくい道だと思うんですよね。

でも小型バイクなら、逆にめちゃめちゃ面白い。

リズムに乗って走ればまるでアトラクションのよう!!

しかも少し走ればこの景色。

下道寄り道曲がり道が取り柄(?)の小型バイクにうってつけの道だと思いませんか?

しばらくは適当に走ってみようとすすんでいると。。

おや、道が少し荒れています。

もしやこれは……、

やっぱり。通行止めにあたりました。

とりあえず記念撮影。

気を取り直して戻ります。

道中「亀老山展望公園」という案内を見つけたので調べてみると、

大島の景色が一望できるしまなみ海道で1番の展望スポットということです。

せっかくなので行ってみることにします。

案内の看板に従って走りすすめると、長い長い坂が始まりました。

クロスカブのか弱いエンジンが

「びーーーーーーーーーん!!!!!」

と全力の悲鳴をあげている。

ごめんごめん…。

途中何人もの自転車の人を抜かしました。

押している人も漕いでいる人も、本当に苦しそう…。

道の途中には定期的に

「あと○km!頑張れ!」

だとか

「頂上でアイスが待っている!」

だとかって看板があったんだけど、慰めにもならないぐらい、立ちふさがる坂。

それもそのはず、この上り坂は3kmも続いているのです。

そんな中、軽い足どりで坂道を徒歩で下るカップルとすれちがった。

手をつなぎながら

「ルンル~ン」

って効果音が出そうなぐらいウキウキで歩いている。

それだけでも驚きなのに、

なんとこの二人、揃ってハート型のサングラスをかけている。

目を疑って3度見ぐらいしたけど、

やっぱり揃ってハート型のサングラスをかけている。

只者じゃないな……。

はい、亀老山展望公園に着きました。

バイクだと10分ぐらいです。エンジンってすご~い!

展望台からの眺めは言うまでもなくめっちゃ最高で気持ちいいんだけど、

予想外だったのが展望台の建物のかっこよさ。

世界的建築家の隈研吾氏の設計だそうです。

私の下手な写真ではうまく伝わらなくて隈研吾さんに申し訳ない。

人物ポートレートなんか撮るとかなりキマると思うので、気になる方は「亀老山展望公園」で検索検索ゥ!!!!

時間がおしてきたので、3kmの坂を一気に下って次の橋へ行きます。

じゃん。

伯方・大島大橋です。

この橋の途中に今回のツーリングの目的地である聖地、見近島があるはずです。

どんな感じであらわれるんだろう?

ドキドキ。

橋の真ん中を過ぎたあたりでしょうか。

小さな標識が出ていました。

きたーーーーー!!!!!

 

隠しダンジョンみたいで興奮する!!!!!

 本当にあったんだ!幻じゃなかった!!

脇道をおりると…

公園みたいになっています。

本当に小型バイクばっかりです。

まさに楽園。秘密の花園。

たった一人孤独に走ってきましたが、ここに来てアイムホーム!

無事群れに戻ることができました。

私のおうち〜!!!

って思ったのは私だけですか?そうですか。

既に公園は満員に近くて、新たにテントを張れそうなスペースは広場のど真ん中のみ。

なんとか隅っこ、できれば海沿いにいい場所を探したいな…

なんてぐるっと一周走ったところで、入り口付近で手を振るふたりの男性がいました。

「…誰?知り合い?」

いやいや、家から何キロ走ってきたと思っているの。

こんなところで知り合いに会うほど顔は広くありません。

警戒しながらも近づくと

「ここ、あいてるよ!!」

ですって。

神がいた〜!!

さすが聖地!!ありがとうございます!!

ふたりはなんと、さっき初めて会ったところだそう。

Tさん「新しい焚き火台を作ったんよ。家で使ってみようと思ったら、女房に怒られてさ。ここで試しに来たわけ」

Fさん「還暦を機に仕事辞めて、一昨日から日本一周始めたところ。まだまだこれからだよ。」

 ふたり「両方ハンターカブに乗ってて、それで話してたんだよね!」

おふたりともかなりかっこいいおじさまでした。

Tさんに

「焚き火台はどうでしたか?」と聞くと、

「バッチリ!よく燃えた!でもペグの位置の調整が難しいわ」

ステンレスのメッシュの4隅を、ペグで地面に固定する構造なのだそう。

ユニフレームのファイヤスタンドも似ているけど、うまくつけられたら風に強いしコンパクトでいいですね。

なによりもかわいいのが、収納ケースに使っていたのが、これ。

なんと牛乳パック!

「丁度いいのが家にあったから」

最高じゃないですか……。

Tさんの焚き火台のテストが終わり、今日はそろそろ帰るそうで、

そこで空いたスペースに私を呼んでくれたというわけなのだ。

有り難くテントを設営しました。

海沿いの特等席。

最高~!!!!

無事テントも建てられたので、暗くなる前に夕ご飯の買い出しへ行ってきます。

残念ながらTさんとはここでお別れ。

お元気で、またここで会えますように…!

Fさんは今晩ここでキャンプをするということなので、夕飯を一緒に食べる約束をしました。

「いってらっしゃい」

二人が手を振って見送ってくれました。
さっそくホーム感出てる。

あったかいなあ……。感涙

橋の上から見近島が見えたので眺めていると、TさんとFさんが気づいてくれました。

「やっほー!!!!」

ふたりに大きく手を降る。

ブンブンと振る。

帰る場所がある時って、なんでこんなにホッとするんだろう。

スーパーは次の島、伯方島にある。

夕ご飯、なにを食べようかな。
お酒も買っちゃおうかな。

陽が傾き始めた。

旅の神様ってやつがいるとしたら、

少しだけ、微笑みかけてくれているような気がした。

 ☆続く☆

次のお話

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