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北海道でツーリングしていると、通りすがりの方々が話しかけてきてくれるのってなんでだろう?

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夏の北海道から1か月経ちましたが、今さらながら書かせてください。

北海道の方々は本当に温かい。
もちろん体温が高いってことじゃなくて、バイク乗りが休憩をしていたら好意的に話しかけてくれる人が多いってこと。
つまり、人懐っこいっていう意味だ。

写真を撮ってくれたおじちゃん

今回の私たちの道東ツーリング中も。
記事の素材用に夫に写真を撮ってもらっていたところ、その様子を見たおじちゃんがわざわざ車から降りてきて「せっかくの旅行だし、ふたりの写真も撮ってあげるよ」と。

私たち夫婦にとって、このエピソードは今回のツーリングの中で特に記憶に残っている出来事。そして、写真もかなりお気に入りだ。

振り返ってみればこの日以外にも、バイクを停めて休憩しているとかなりの頻度で通りすがりの方が声をかけてくれた。
みんな応援してくれたり関心を持ってくれたりするのだ。
それも(バイクじゃなくて)車でやってきた地元の方々が、(女性ソロではなく)夫婦で来ているのに。

よっぽどライダーが珍しい場所でない限り、本州ではまずあり得ないことである。
なんで北海道の人たちはこんなにライダーに優しくしてくれるのかしら?

(ちなみに女性ソロでバイクに乗っていると、通りすがりの方から話しかけられることは珍しくない。中には悪意や下心を持つ人もいるのでどう切り抜けるか、または話しかけられにくい雰囲気を作るかっていう問題もあるのだけど、今回は別の話)

バイクに乗っていた人が多い説

話しかけてくれる人のほとんどが、「自分も若いころ乗ってたから」と言っていた。

北海道と言えば、昔からライダーの聖地。

海の近くに住んでいれば釣りが趣味になる、山の近くに住んでいればキャンプが趣味になる、みたいなノリで「北海道に住んでいたらバイクが趣味になる」って傾向があるのかもしれないよね。

ある程度の年齢の方は「16歳になったらバイク買うのが当たり前」っていう時代があっただろう。

北海道では特にそれが強かった可能性はあるんじゃないかなぁ。

旅人を見慣れている説

北海道は、旅をしている人・外からやってくる人の数が圧倒的に多い。

普通の田舎なら
知らない人が近所のコンビニでご飯を食べていると「見かけない顔だな。誰だろう」って警戒する人も少なくないだろう。
その点北海道の方々は、そういう状況に慣れているんじゃないかしら。

おまけに旅人のほとんど全員が北海道に憧れを持っている、または北海道が大好き。
自分の地元を好きって言われて、悪い気はしないもんね。

…とは言ったものの、バイクや旅人に興味もなんにもない方が話しかけてきた時は、少なからず警戒の気持ちも含まれているんじゃないかとも思う。
友好的に話しかけて、怪しい人じゃないかどうかチェックしてるみたいなね。

ライダーを心配してくれている説

以前こちらのブログでもレポートをしたように、以前冬の北海道へツーリングに行ったことがある。

その際は激しく実感したし、逆に夏の間走っても思うことなのだけど、北海道って本当に試される大地。
本州とは比べ物にならないほどに生きる力が必要だ。(札幌など一部の街を除く…が、それでも本州の都会の民と比べると逞しくなるだろう)

本州の人間がなにも考えずにフラフラと来たら、どえらい目に遭うこともあるだろう。

だから、地元の方々は心配して声掛けしてくれている部分もあるんじゃないかな……っていう、希望です。笑

エンジンかけっぱなしでお買い物!?

最後に、今回の道東ツーリングでビックリした道民の方々の習慣をご紹介しよう。

セイコーマートの前でお昼ご飯を食べながら駐車場を眺めていると、買い物中にエンジンをかけっぱなしの車が多いことに気が付いたのだ。
おまけに大半はサイドブレーキもかけていない!

体感では8割ぐらいの車がそうしていたんじゃないかな。
気になったので声をかけてくれたおじちゃんに「なんでですか?」とお話を聞いてみたところ…

「エンジンがかからなくなったら帰れなくなっちゃうからね。何が起きるかわかんないからさ。サイドブレーキも同じ理由だよ」

「何時間もかかる用事ならエンジン止めてもいいけどね、コンビニだったらたかだか3,4分でしょ。何度もエンジンかけたらセルモーターも弱るし、もったいないよ」

とのこと。

この習慣は帯広などの雪の多い地域では多く、逆に苫小牧などの雪が少ない地域ではほとんど見られなかった。

明言はなかったけど、おそらく冬にトラブルが起きた時のリスクを考慮してエンジンをかけっぱなしにすることが習慣付いているんだろうな。

北海道の環境の厳しさは他の地域とは段違い。
本州で暮らすだけでは想像もつかないような生活の知恵がたくさんあり、地元の方々にとっては普通のこととして根付いているんだろう。

ということで、北海道の方々がライダーに話しかけてくれる理由は、「バイクや旅人への親しみと、厳しい環境への備え」なんじゃないかと思っている。

厳しい寒さの中でも心は温かい北海道の方々が好きだなぁ、なんて、思わずにはいられない発見でした。

POSTED COMMENT

  1. たかし より:

    こんにちは、高木さんの人柄とか、楽しそうなお顔されていたのでは、ないですかね?いつか、紙の本が出るのが、楽しみ!

  2. Rainbow より:

    本州からのツーリングライダーが多い土地柄でしょうか
    若い頃、全国をツーリングしてましたが
    北海道だけは楽しみに取っておいて
    結局、結婚や子育てで行けないままです。
    拝見してて、定年記念に行こうと思いました😀
    ちなみにあと3年で定年です🤣

    • harukatakagi より:

      長い期間お仕事や家族サービス、おつかれさまです!きっとご家族の皆さま、Rainbowさんに大感謝だと思います。
      地図を見ながらツーリングを想像するのも楽しい時間ですよね☺
      なんだか私まで3年後が楽しみです!

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