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【虫注意】蜂天国2022年の制作を見に行ったよ!虎の背中に巨大ハチの巣できてたぜぇ~!!【長野県東御市】

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以前ロケットニュース24の記事にてご紹介をした蜂天国。
前回の訪問から2か月が経過した2022年9月中旬、再び訪れたところ…なんと!新たな作品作りが進行中だったのでご紹介します。
相変わらずめちゃくちゃカオスな場所だったぜ…!

蜂天国とは?

蜂天国は長野県東御市にある珍スポット。キイロスズメバチの巣を用いたアート作品を、気が遠くなるほど大量に展示しています。

こんな部屋がいくつもあって、合計600点以上のハチの巣があるらしい。どうかしてるぜ!
運営元は向かいにある砕石・生コン会社の株式会社塩沢産業で、会長さんがハチを好き過ぎてこういうことになっているんですって。

2022年の制作を見に行ってみた

蜂天国では、毎年1点の大型作品を作っているのだそう。
大型作品とは、数十~数百個のハチの巣を合体させて作るアート作品のこと。

最近は干支の木彫りの上に巨大な巣をくっつけるのが恒例になっているみたいです。
初めて知る方にとっては意味がわからないと思うけど、蜂天国はこういう場所なんです。

さて。2022年は寅年なので、虎の木彫りに約20個のハチの巣を設置するということ。
丁度制作中だったので現場を見に行くと…やってるやってる!

細長いベージュ色のものがハチの巣です。既に結構大きくなっていました。

虎はベランダ的なスペースの天井に逆さまにぶら下げられています。
タイダウンベルトみたいなやつでしっかり締められているから、落ちる心配はなさそう。豊富な経験を感じさせるお仕事です。

既に巣は2m近くのビッグサイズになっていましたが、係員の方によると「明日からまた合体の作業がはじまります」とのこと。
20個すべてを一気に合体させるのではなく、分割して少しずつくっつけていくんですね。

合体作業の際は一旦すべての巣の壁を壊し、中身をむき出しにした状態で固定するのだとか。
合体方法や巣を取り付ける方向にも決まりがあり、間違えると全滅しちゃうような繊細な作業なんですって。

この辺の制作方法は、過去作品『ナイアガラの滝』で外壁が一部切り取られているところを見ると想像しやすいかもしれません。

巣の中身だけが固定されているのが見えます。ハチの巣ってこんな感じの構造になっているんだ…!

さて、虎の話に戻ります。パッと目に入るのは、巣の入り口で忙しそうに動くハチたち。
ハチ同士で獲物を口移ししているような動作も見えました。


こんなに落ち着いてスズメバチを観察したのは生まれてはじめてです。

そして地味な作業をずっと続けていたのが、巣を作るハチたち。

スズメバチの巣は、木の繊維をかみ砕いて唾液を混ぜた粘土みたいなもので形成するのだとか。まるでウロコやバームクーヘンのように、少しずつ壁を作っています。(明日には全部壊されるけど)

出入口と関係ない場所では、羽根を休める個体も。

地面には力尽きたハチの死骸が無数に転がっていて、虫たちの世界の厳しさが垣間見えました。

係員さん曰く「昨日まではミツバチやクロスズメバチが偵察に来てて、ハチ同士のバトルも見れたんですよ~!(超うれしそうに)」

虎はこのまま冬まで吊り下げられているのだそう。
寒くなったらハチがいなくなり、作品として完成するんですね。

部屋の隅っこに並べられていたボトルはl巣の運搬に使っているのかな?

遠くから見るとシュール!

巨大な巣とキイロスズメバチの行動を堪能した後は、蜂天国に初めて訪れた夫と共に他の展示を見て回っていました。

ところが、離れても……

虎が……

気になっちゃう!!!!(※この屋根のすぐ下に設置されています)

見れば見るほどシュールな光景ですね。

2022年の制作についてのレポートは以上です。
最後に、今回の訪問にて気が付いた過去作品の制作方法についてご報告します。

過去作品の制作方法に迫る

過去の大型作品の展示を見に行くと、作品ごとに部屋が分かれていることに気が付きます。

それぞれの部屋に大きな窓があり、特にスペースシャトル&白鳥の展示室の壁や天井は、ビニールとガムテープで養生されています。

おや。よく見てみるとこのビニール。

隙間にハチの死骸が見えます。

もしかしてこの養生、制作していた時のそのままの状態?
つまり大型作品は完成後に展示室に運び込んだのではなく、展示室内に直接ハチを呼び込んで制作していたのでしょうか?

それを証明するように、ギネスにも載っているという富士山ハチの巣の部屋にも、

天井に画びょうが残っています。養生の跡が残っているんですね。

富士山に使われたハチの巣は合計160個。本当におびただしい数のハチがいたはずです。
外でも恐ろしい状況なのに、まさか展示室内で飼っていただなんて。蜂天国…想像以上に恐ろしい施設です。

2022年現在もカオスな施設であることは間違いありませんが、これでも20年ほど前と比較するとかなりマイルドになっているんですね。
富士山の制作現場、是非生で見てみたかったです。

POSTED COMMENT

  1. 中学生 より:

    お久しぶりです!もーすぐ受験でございますが全然勉強しておりませんw ところでスズメバチ駆除の広告が入ってますねw
    めっちゃ笑いました!w そういえば最近はカブ以外にも好きなバイクが増えつつあります!(Nina400とかGSX-R125とか
    GB350とかw)いやぁまさかこんなにバイクにどっぷりつかるとは思っても見ませんでした!高木さんの言う通りでしたね!
    免許は普通2輪取ろうと思ってます!ありがとうございました!

    • harukatakagi より:

      お久しぶりです!あっというまに冬が近づいていますね。
      勉強ばっかりするとしんどくなるかもなので、気分転換もしつつボチボチで頑張ってくださいな。
      ちなみに大人になって振り返ると、あの時もっと勉強しておけばよかったなぁ…と思うことが多いです。でも、当時はできなかったんですよね…。笑

      しっかり沼ってますね。
      将来バイクに乗る日が来たら、きっと教えてくださいね!

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